【レポート】第7回うえだ移住テラス~talk cafe~ ゲスト:無雁茉利恵さん(AREC創業支援事業担当)
2016年から始まった「女性のための創業スクール」では、自宅を職場にしたい方、扶養の範囲内で起業したい方、育児を行いながら働きたい方など、商工会議所の創業支援とは違った視点から、よりパーソナルな希望をふまえたビジネス展開の実現を後押ししています。セミナー・イベントへの参加者数は累計580名とのことです。
開催された講座やセミナーを通じてパン屋さん、インテリアコーディネーター、音楽家…多種多様な業種で夢や目標を実現されている女性がいらっしゃいます。
「参加者の皆さんは枠にとらわれない自由な時間、働き方を選んでいる人が多いと見受けられます」
「上田市は小さい地方都市ではありますが、多様な働き方を選択できると思いますので、『上田で創業』という選択肢も入れていただけたらと思います」と、無雁さん。
本年度は6月9日(金)から全4回で「女性のための創業スクール2023」が開催予定。講師は全員女性創業者で、創業に必要な「経営」「人材育成」「財務」「販路開拓」を学ぶことができる全4回の講座です。
――参加者が直ぐに集まる人気のある講座のようですが、なぜだと思いますか?
上田地域は女性の創業者が多く、これから創業を希望する方も多いと思います。
――無雁さんが創業スクールやイベントを企画する際、どのようなことに気を付けていますか?
私自身、手芸関係でプチ起業をしたことがあります。そのため、創業に向けて何を知りたいかという受講者と同じ視点を持つことができると思っています。創業は複雑なことも多いので、わかりやすく説明していただける講座内容を心がけています。そして、創業するためには気持ちがとても大切だと思っております。「やるぞ」を「やった!」にするために、いかに壁を超えるか、創業後事業を継続するために、どうしたらモチベーションを保つことができるかについても重きを置いています。仲間づくりも大切にしています。
――7月23日の交流会も様々な方同士が繋がる場になりそうですね。仲間づくりに関してどのような相談を受けたことがありますか?
海外から日本に帰国後、事業を始めたいという女性から「人脈がなく、繋がりを広げたいのですが…」というご相談もありました。女性の創業者は様々な方とコラボしてお仕事されることが多く、事業化に向けて創業している方を紹介して欲しいというお話しもあります。
7月からは就職に必要なスキルを少人数制で学ぶことができる「伴走型スキルアップセミナー」が始まるとのことです。同月23日(日)は移住・創業に興味がある方の交流イベントも予定。新たなコミュニティーづくりの場にもなりそうです。創業や移住、スキルアップに関心のある方は情報を見逃さないように、アンテナを高く持つことが必要だと感じます。
AREC創業支援事業では様々な媒体を通じて情報発信を行っています。
公式ホームページ「上田創業支援プラットホーム」ではセミナーやイベント情報、レポートを随時掲載。Instagram、Twitter、Facebookでも情報発信中です。上田市公式noteではコワーキングスペースの「+519worklodge」、創業支援、移住交流サイト「上田移住テラス」の情報も得られます。
【参加者から無雁さんへ質問】
――現在どのような業種の創業が人気ありますか?
セラピー関係かなと思います。個人で貸し部屋や自宅の一室を利用して起業したい方が増えている印象があります。
無雁さんの寄り添った心強いサポートと共に、上田市の女性の創業支援がますます厚みを増し、情報発信地、コミュニティー拠点としても盛り上がっていくと感じました。
上田で自分らしく、在りたい働き方を実現する女性が今後も増えて行くと思います。
創業サポートへの熱い思いや充実したカリキュラムのお話し、ありがとうございました。
次回のうえだ移住テラス~talk cafe~は2023年6月17日(土)開催予定です。どうぞお楽しみに🌈