【レポート】第3回うえだ移住テラス~talk cafe~(1月28日)ゲスト:小林裕也さん
長野大学環境ツーリズム学部を卒業後、一度は地元に戻るも上田の住みやすさ惹かれて移住した小林さん。地域貢献と発展に携わることが学生の頃からのテーマであり、現在は保険会社に勤務されつつ、上田青年会議所にも所属。まちづくりの面からも地域の方々との繋がりを深めています。そんな小林さんが感じている上田暮らしの魅力についてお話しを伺いました。
大学生時代温泉同好会を立ち上げるほどの温泉好きな小林さん。上田市内や周辺地域の泉質や雰囲気の違う温泉を日常的に楽しまれているようです。よく行く温泉は「ささらの湯」や「十福の湯」。「週に一回は行かないと体が変な感じがします」。
旅の話題では原付バイクで上田から北海道の網走まで行ったエピソードを紹介。
「上田から茨城県の大洗に行き、フェリーで苫小牧に着き、網走に向かいました。帰りは東北を南下し、上田へ戻りました」。聞き手の岡田をはじめ、参加者皆がびっくり!「おすすめはしません」と小林さん。
やっぱり、天気が良い上田
上田のお天気の良さ、洗濯物が早く乾くお話しから小林さんの卒論の話題に。卒論では移住者が増えている長野県の住みやすさについて分析をされ、その中で長野県全体の日照時間や晴天率についても調べたとのことでした。
【小林さんが感じている5つの上田の住みやすさ】
1. 利便性が良く、自然も近い
「2,000m級の山に日帰りで行けたり、キャンプや焚き火ができたりと自然を身近に感じます。しかし、スーパーマーケットや飲食店の選択肢もたくさんあり、上田の利便性は魅力です」。
2. スターバックスコーヒーの店舗数
小林さん曰く、「スタバの店舗数は街の魅力指数に関係していると思っています。上田の街の規模で3店舗あるのは珍しいのでは」。
3. ショッピングモールがある
「イオンモールや映画館が併設されているアリオがあることは、生活する上でとても便利です」。
4. 私鉄がある
「別所線を利用することで、日常生活で観光の要素を楽しめます」。
小林さんの周りでは最近車を持たない人が増えているとのことでした。
「確かに、別所線沿線やバスに住めば買い物にもいけますし、カーシェアやバス、電車を乗り継げば生活ができ、上田で必ずしも車が必要というわけではないですよね」と、聞き手の岡田も先入観をなくした上田暮らしについて提案。
5. チャンスがたくさんある街!
「上田は地理的にも平地の中心街に人口が集まりやすく、会ってみたいと思う人に会うことができる街。コミュニティーができやすい規模の街だと思います」。
上田の課題として感じていること
「郊外化して、田んぼや畑がなくなりつつあることです。ぜひ空き家の活用をおすすめしたいです」。そして「別所線の活用」「ごみ処理場の老朽化」「病院について」等、暮らしの中から感じている地域の在り方や課題についてのお話しもしていただきました。
これからの上田暮らしの楽しみ方
「最近、知り合いの猟師さんから鹿の革をいただきました。上田の鹿革を利用してレザークラフトをやってみたいです」。
最後に、talk cafe参加者の方からの質問で、「移住者同士情報交換ができる、女性が参加しやすい場所があれば教えて欲しいです」といただきました。
会場となっているコワーキングスペース +519worklodgeでは女性スタッフも常駐しており、情報交換もしやすい環境です。
小林さんの地域貢献への熱い思いと持前の行動力、分析力を生かし、ますますご活躍されていく姿が目に浮かびました!アウトドアを楽しむ小林さんの視点から、自然と都市機能を併せ持つ上田の暮らしの魅力を伝えてくださいました。
ありがとうございました。
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